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真北測量って原始的で文明的。

「真北測量の見積もお願いしておいてください」
先日、江戸川区の土地への買付を入れていただいたY様。
さすが既に何棟もビルを建築されているベテラン投資家です。

一般的な方位磁針が指す「北」は「磁北」と呼ばれ、地球の磁場が基準。
一方で、建築設計などで求められる「真北」は、地軸に対して真っすぐの方向。
磁北は真北から、東京・神奈川のあたりで7度くらい西にズレており、このズレを無視すると建築の配置や日照計算に誤差が出てしまいます。

都市部での建築をする場合、「北側斜線制限」の検討のために真北測量が必要になってきます。
土地の売買をする際、売主が境界確定測量を行うことが普通ですが、真北測量は境界確定とは関係ありません。建築計画に必要な任意測量とされているため、基本的に買主が費用を負担します。
その測量方法は独特です。
20年ほど前、私が土地家屋調査士業をちゃんとやっていた時は、一人が測量機械を覗いて太陽の位置を確認し、横で別のスタッフが朝に電話の時報で合わせたばかりの腕時計で正確な時刻を記録し、理科年表の数値と一緒にソフトに打ち込んで計算する、という原始的かつ文明的な方法で真北測量を行っていました。
(今はGNSSを使うこともあるみたいです)

その費用ですが、一般的に10万円ほどの費用がかかりますが、境界確定測量のついでにやってもらうと少し安くなります。

今回のY様も、売主様の境界確定測量のついでにやってもらうことで、8万円でやっていただけることになりました。

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