「ご無沙汰しております。実家の売却の件で相談できますか?」
数年前にマンション購入のお手伝いをさせていただいたT様からショートメッセージをいただきました。
早速鎌倉のご自宅を訪問。
お寺の参道の脇道にある、いかにも鎌倉といった素敵な場所です。
そして土地の所有者はそのお寺。
T様のご実家の敷地は借地権ということになります。
ちょっと嫌な予感。
この規模のお寺ならば、弁護士さんなどが借地の管理をしているはず。
その弁護士さんが剛腕だったりすると、借地権売却の条件交渉が大変になります。
「Tさん、その弁護士さんとお話ししたことあります?」
「えぇ。借地権譲渡承諾料についてお話ししたことがあるんですが、『一度旧法の借地権を解除して、新法で新たに定期借地契約を締結するように』、と言われました」
想定以上の剛腕です。
長い話になりそうです。
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